シーリング(コーキング)は、外壁の継目やサッシ廻りなど多くの場所に施工されており、その役割は建材同士の接着はもちろん、雨水などの侵入を防ぐ防水の役割が大きいです。劣化は少しずつ確実に起こるので、知らないうちに雨漏りや外壁の下地の痛みを引き起こしてしまうので、どのような劣化症状とその過程が起きるかチェックしてみて下さい。
※塗り替え時には、必ずシーリングの調査も同時に行い補修することが重要!
経年の劣化や、施工時のシーリングの厚み不足により厚みが薄くなる症状です。次第に隙間が出来てしまいます。
サイディングボードの継目など肉やせから隙間が出てしまう症状です。雨漏りの原因や、隙間から雨水などが侵入し、サイディングボードの腐食や割れ・反りが発生する可能性があります。
経年の劣化により、弾力性が失われ表面に細かなヒビが入っている状態です。硬化したシーリングの症状のまま、地震などによる建物の揺れに追従できない場合にヒビ割れが起こる可能性が高くなります。その後、ヒビ割れが広がり全体的に破断の症状に進んでいきます。
破断がさらに広がり、シーリングが切れしまい欠落してしまう深刻な症状です。シーリングとしは寿命を終え、その機能を成してない状態です。